百貨店の組織
百貨店の組織は、販売部門、外商部門、商品本部、販売推進部門、経営企画部門の5つの部門に分類できる。
販売部門(売場)
- 来店客に商品を販売する(メイン業務)。
- 販売に関するすべてを行う。
- 商品についての専門知識や接客スキルが必要な部門。
外商部門
- 家庭外商
常顧客の家庭を訪問し販売する。 - 法人外商
官公庁やあらゆる企業への受注販売を行う。
商品本部
- 商品政策の策定を行う。
- オリジナル商品、ギフト商品の開発を行う。
- 海外の会社との連携を行う。
- 市場動向の分析を行う。
- 商品情報の収取を行う。
販売推進部門
店舗の営業活動全般を支援する部門。
- 広告。
- 店内を装飾。
- パブリシティなどの情報発信。
- 催事イベントなどの販売計画を立案。
経営企画部門
- 中・長期計画を立案・推進する。
- 経営戦略に基づいた設備投資・新規出店・新規事業開発を推進する。
百貨店の仕入形態
百貨店の仕入形態には、買取仕入、委託仕入、消化仕入がある。
買取仕入
- 商品を仕入先から買取る。
- 自己の裁量で販売する。
- 販売価格は百貨店が決める。
- 委託仕入に比べると利潤は高い。
- 返品できないリスクがある。
委託仕入
- メーカーなどから販売を委託された商品を売場に置く。
- 販売価格はメーカーが決める。
- 百貨店は売れたときに販売手数料だけを受け取る。
消化仕入
- 売上仕入ともいう。
- 商品保管の責任を負わない。
- 実際に売れたときにその商品を仕入れたことにする。
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