プラノグラム(planogram)とは、「棚割りシステム」と呼ばれるものです。
プラノグラム
一つのゴンドラにおいて、収益が最大になるような商品の棚割計画のことです。
具体的には、商品ブランドの強さ、包装形態や色などをどのように組合せたら収益が最大になるかを予測するモデルのことです。
棚割り計画の作成に際し、商品のサイズ、色、過去の販売実績などを考慮します。
商品配置の手順
- 品ぞろえ
業態、店舗規模、立地条件などにより、その店舗にふさわしい売れる商品を選択します。 - グルーピング
商品をある基準にしたがって分類します。 - ゾーニング
一定の基準により分類された商品をゴンドラのどの場所に配置するか決めます。 - フェイシング
品目別に具体的に何をフェイス、どこに配置するか決めます。
フェイス数が増加すれば、売上も増加しますが、増加率は低下します。
一般的には、単一アイテムでのフェイス数は、売上増加率を考えて4~5が限界といわれています。
フェイシング
フェイシングとは、陳列棚に棚割りされた品目を何列(何段)並べるのかきめることです。
売れ筋商品ほど、フェイス数を増やす傾向があります。
フェイス数はある程度の数になると、増やしても売上はさほど伸びないため、
売上増加率が低下する直前のフェイス数を見極める必要があります。
棚割り変更
- 商品カテゴリー構成の変更
- 品目構成の変更
- 品目ごとのフェイス数の調整
などが生じた場合、棚割りの変更がなされます。
品切れが生じた場合に、品切れ商品のスペースに他の商品を埋めると、その商品が廃盤になったものと勘違いされる恐れがあります。
ですから、品切れ商品のスペースは品切れであることがわかるようにしておきます。
コンビニエンスストアにおける棚割りの基本
(1)ゴンドラのゾーニングは商品カテゴリー間の関連性を考慮し、関連購買される可能性が高いカテゴリーを近接したゴンドラに配列します。
*コンビニエンスストアのゾーニング:商品カテゴリー間の関連性を考慮する。
(2)売れ筋商品や新商品は、顧客の目線に入りやすい目立つ場所にフェイスを広めにとります。
この時は、売れ数に比例したフェイス数を基本にする「売れ数比例式」でフェイス数を決めます。
*コンビニエンスストアのフェイシング:売れ筋商品や新商品を目立つ場所に売れ筋比例式で決める。
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