棚割りとは、一定のゴンドラスペースにおいて、顧客が買い求めやすいように、商品を用途別機能別などテーマ設定により、分類・整理し、効果的な組合せを行うことを通じて、より多くの利益を獲得するための、小売マネージメント手法です。

棚割りの基本的な考え方

  1. 売り場の主役は、「商品」
    商品を引き立たせるのが的確な棚割表に基づくディスプレイです。
  2. 顧客が買い求めやすいように、商品を配置する表を作成することが棚割りで、
    ディスプレイの前段階の作業です。
  3. 棚割りをスムーズに行うには、あるテーマにもとづく商品分類(グルーピング)が必要
    その的確な分類が効果的な棚割りとなります。
  4. 棚割表にもとづきゴンドラにディスプレイされた商品が、小売業の商品構成の根幹となります。
    その商品選択基準が小売業の力となります。

 

棚割表の作成手順

棚割表は、次の手順に従って作成するとよいです。

  1. 売場レイアウトの決定
  2. ディスプレイロケーションの決定
  3. ディスプレイ方法、プレゼンテーション方法の決定
  4. ライン、クラス、アイテムへと商品構成基準の細分化:重要!
  5. 商品の品ぞろえ(組合せ):重要!
  6. ディスプレイの実施

 

棚替えの理由

 

季節商品の入れ替えは、棚替えの理由の一つになるか?

これは、正しい。

棚替えの理由としては、季節商品の入れ替え以外に、

  • ゴンドラエンド、コーナーにおける季節商品の提案
  • 新商品の導入および死に筋商品の排除のための商品入れ替え
  • 新しいコンセプトによる棚割り変更
  • 店舗のリニューアル

などがあります。

 

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