マーチャンダイジングに必要な情報は、「商品情報」と「消費者情報」に分類できる。
商品情報と消費者情報を統合・分析することで商品を販売するために役立つ販売情報を導き出せる。
商品情報
販売する商品に関する情報である。
商品情報は、さらに次の4種類に分類できる。
- 機能情報
- 売上・市場情報
- 使用・利用情報
- 法的・制度的情報
商品の機能情報
小売業が取り扱っている個々の商品の機能と性能に関する情報。
例
- 医薬品に添付されている使用上の注意書き。
- 家電商品の使用マニュアル。
これらの情報を知らなければ、販売機会を失うことにもなりかねない。
また、販売したことで消費者に被害や危害を与えてしまう可能性もある。
小売業者にとって、商品の基礎的な情報であるので販売員も知らなければならない情報である。
売上・市場情報
売上情報とは、個々の商品の売上高と販売量に関する情報である。
市場情報とは、小売業が取り扱っている商品とその市場全体の動向に関する情報。
ヒット商品、売筋商品、新商品、どれくらい売れるのか、売れそうか、売れているのか関する情報。
使用・利用情報
商品が購入されたあと、使用・利用する時点で生じる商品の機能・性能に関する情報。
どのように、商品が使われているのか、どんな使い方をしているのか、どのように役に立っているのかに関する情報。
法的・制度的情報
商品の売買に関する法的規制や許認可情報、商品の表示方法、販売方法などに関して業界独自で制定されている規則や制度がある場合もある。それらに関する情報。
消費者情報
商品を購入する消費者に関する情報である。
自社の商品を購入した消費者の年齢層、性別、購入商品に関する情報。
また他社の商品を購入している消費者の情報も含める。
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