商品コンセプトとは、市場におけるその商品の位置を指し示すものである。

どのような切り口での位置を示したらよいのであろうか?

そのためには、商品コンセプトがどのような構成でできているのか把握しておけばよい。

 

商品コンセプト

商品が消費者に与えるであろう便益(ベネフィット)、もしくはその商品が持つ意味を消費者の観点から表現したものと定義されている。

商品のコンセプトは、

  • どのような商品か
  • 誰が使うのか
  • メリットは何か

を端的にいい表している。

 

商品コンセプトは、市場でのその商品がどの位置にいるのかを表す。

商品メーカは、商品を開発する時に市場のニーズ、競合商品などの関係から商品コンセプトを明確にしている。

つまり、コンセプトは、モノを作る前から決まっている。モノができてから作るものではない。

 

 

商品コンセプトの構成

小売業が商品コンセプトを設定する場合、

  1. Who(誰に):ターゲットとすべき「標的顧客」を決める。
  2. What(何を):標的顧客が何を求めているのか「顧客ニーズ」を把握する。
  3. How(どのように):顧客ニーズに応えるための「独自能力」を開発する。

の3要素を考慮している。

 

 

商品コンセプトの分類

消費者のニーズに端を発するものと、シーズ(基礎的技術)の利用に端を発するものがある。

 

ニーズ対応型

主に下記の4タイプ

  1. 総合型:消費者が持っているいくつかのニーズを1つの商品で対応できるようにしたもの。
  2. 細分化型:ある特別なニーズに注目し、それを個別の商品として独立されたもの。
  3. 拡大型:あるコンセプトを拡大していくもの。
  4. 異コンセプト結合型:異なるコンセプトを結合さえるもの。

 

シーズ展開型

 

シーズ(種/Seeds):まだ世の中に出ていない新しい技術、材料、サービスの事でビジネスの種となるもの。まだ消費者に知られていないが、ニーズとなる可能性がある。

 

従来にない素材や技術が開発されると、新たな需要が掘り起こされる。

一般にコンセプトや機能は後からついてくる。

主として下記の3タイプ

  1. すべてのニーズを包含して統一する型
  2. 特定ニーズの目標を創造する型
  3. 細分化ニーズを創り出す型

がある。