流通経路は流通チャネルとも呼ばれる
流通経路は、マーケティング・チャネルとも、流通チャネルとも呼ばれる(チャネルはまれにチャンネルということも呼ばれるがチャネルが一般的)。
流通経路には、商流経路、物流経路、情報流経路の3つの経路があるが、狭義の意味で流通経路といえば、商流経路のことを指す。
- 商流経路(狭義の意味での流通経路)
商流の経路。支払いの経路など。
販売経路(販売チャネル)とも呼ばれる。 - 物流経路
物流の経路。商品搬送の経路など。 - 情報流経路
情報流の経路。ホームページで知らせるなど。
直接流通と間接流通
・直接流通
生産者と消費者が直接取引きを行う流通の事。
間接流通
生産者と消費者の間に卸売業や小売業が介在した流通の事。。
流通経路の長さ、多段階性
生産者と消費者の間に何段階の流通業(卸売業、小売業)が介在しているのかを長さで表す。
流通経路が長いことを、多段階性という。
直接流通の場合は、0段階で、ダイレクト・マーケティング・チャネルとも呼ばれる。
卸売業、小売業が介在した場合、2段階の流通段階がある。
生産者→卸売業(1段階)→小売業(2段階)→消費者
メーカーチャネル
生産するものは下記のように、いろいろあるが、工業品を製造する業者が「メーカー」で、農産物や水産物を生産する業者は「メーカー」と呼ばない。
- 農産物(農産物の生産者をメーカーと呼ぶことはない)
- 水産物(水産物の生産者をメーカーと呼ぶことはない)
- 工業品(工業品の生産者をメーカーと呼ぶ)
つまり、生産者とはメーカーを含んだ概念で、工業品だけに限定した生産者のことをメーカーと呼んでいる。
メーカーは製造業者とも呼ばれている。
メーカーから消費者への流通経路の事をメーカーチャネルと呼ぶ。
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