「どの商品がどれくらい売れているのか?」を商品ごとに計算することで、商品の売れ具合を比較することができます。

 

商品毎に、商品回転率を計算することで、うれている商品を把握できます。

売れている商品ほど、商品回転率は高くなります。

 

 

商品回転率

商品回転率の定義は、「売上に対して平均在庫が何回使われたかを表す指標です。通常、期間売上を平均在庫で除して計算し、単位は回数で表します。」となっています。

 

同じ商品回転率でも、次の3つの計算式があります。

  1. 売価で求める商品回転率(金額で求める)
  2. 原価で求める商品回転率(金額で求める)
  3. 数量で求める商品回転率(数量で求める)

 

売価で求める商品回転率

 

\(\displaystyle 商品回転率=\frac{売上高}{平均在庫高(売価)}\)

売上高は純売上高です。

(例)

年間純売上高=1,000 万円
売価での平均在庫高が=100 万円

の場合

商品回転率は、1000÷100で計算され、

となり、10回ということになります。

 

 

原価で求める商品回転率

 

\(\displaystyle 商品回転率=\frac{売上原価}{平均在庫高(原価)}\)

 

(例)

売上原価=750万円
原価での平均在庫高=50 万円

の場合

商品回転率は、750÷50で計算され、

となり、15回ということになります。

 

「売価で求める商品回転率」と「原価価で求める商品回転率」は金額を基準としているので、経営全体、または部門としての商品回転を見るのに適しています。

 

部門間の比較を行う場合には、金額を基準とした商品回転率が使われます。

よく売れている商品が多い部門、売れていない商品が多い部門を、金額で求めた商品回転率で比較します。

 

数量で求める商品回転率

 

\(\displaystyle 商品回転率=\frac{売上数量}{平均在庫数量}\)

 

(例)

売上数量=1,200個
平均在庫数量=100個

の場合

商品回転率は、1,200÷100で計算され、

となり、12回ということになります。

数量による商品回転率は、商品の種類別、サイズ別、色別、仕入先企業別などの売れ行きの速度を見極めるのに適しています。

 

 

平均商品在庫高の算出方法

一般によく使われるのは次の2つです。

 

第1の算出方法

\(\displaystyle \frac{期首棚卸高+期末棚卸高}{2}\)

(例)

期首棚卸高=160万円
中間棚卸高=170万円
期末棚卸高=120万円
の場合

平均商品在庫高=(160+120)÷2

と計算して、140万円となります。

※この計算方法では、中間棚卸高を使いません。

 

第2の算出方法

\(\displaystyle \frac{期首棚卸高+中間棚卸高+期末棚卸高}{3}\)

 

(例)

期首棚卸高=160万円
中間棚卸高=170万円
期末棚卸高=120万円
の場合

平均商品在庫高=(160+170+120)÷3

と計算して、150万円となります。

 

 

 

商品回転率を高める方法

 

商品回転率を高める方法として、計算式から次の2つに分類できます。

  • 売上高をー定に保ちながら、平均商品在庫高を減少させる方法
    (分母を小さくする方法)
  • 平均商品在庫高をー定に保ちながら、売上高を増加させる方法
    (分子を大きくする方法)

 

 

単品管理(unit control)

単品管理とは、「商品カテゴリー别にすべての商品をサイズ容量别といった最小単位(SKU)に分類し、その最小品目単位で、なぜその色の品目が売れたか、なぜそのサイズの品目が売れなかったのか、というように、販売数量の計画実績を把握しながら店舗運営を行うこと」のことを言います。

POSシステムにより、単品単位で販売動向などが把握できるようになり、それをマーチャンダイジングに反映する仕組みが可能になりました。

 

単品管理の実施サイクル

 

データを収集し、それにもとづいて仮設を立て(Plan)、それを実践し(Do)、その結果を検証する(See)という実施サイクルがあります。

この実施サイクルを単品毎に行うのが単品管理です。

通常、単品管理のデータとして、数量を用います。