まったく売れていない商品はもちろん、あまり売れていない商品は、死に筋商品と呼ばれます。

なにを死に筋商品と見なすかは、小売店の考え方で変わってきますし、どんな基準で死に筋とするかは、商品によっても違います。

ある程度、売れないと判断された商品が死に筋商品です。

 

死に筋商品が全く役になってないのかというと、そうではありません。

死に筋商品があるがゆえに、他の商品が売れている可能性もあるからです。

 

そういった商品は見せ筋商品などとも呼ばれますが、そうはいっても、商品が売れないというのは、良い状態とはいえません。

逆にいうと、他の商品の売れ行きに影響しない死に筋商品もあるはずですから、排除すべき死に筋商品は当然ありえます。

 

ここでは、死に筋商品がどのような損失を引き起こしているのかを考えてみます。

 

 

死に筋商品が引き起こす損失

 

死に筋商品を放置することは損失を引き起こしています。

 

どういった損失があるでしょうか?

 

例えば、銀行から借り入れして商品を仕入れたとします。

 

銀行への利息は、その仕入れた商品が売れてなくても、発生します。

 

売れていない商品がゴンドラを占めていた場合、そのスペースは有効活用されていないと考えられます。

 

他に陳列したい商品があってもスペースがなくて陳列できない場合があるからです。

その場合は損失を生むことになります。

 

死に筋商品は、売れ残っている商品ですから、いつかは値下げして販売することになります。

仮に、値下げによって売れたとしても実損が発生していることに変わりはありません。

 

 

死に筋商品の処理方法

死に筋商品を処理する方法として、下記の二つの方法があります。

1.仕入先企業と相談する。

2.死に筋商品と判断する基準を決めておき、それを組織的に処理できる体制を確立する。

 

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