店舗形態が専門店の運営特性
専門店
専門店は、業種と業態の2つの区分に分けられる。
- 業種(独立系専門店):業種型専門店
主として商店街にリッチ(肉屋、魚屋、本屋、履物屋、電気屋など) - 業態(大型専門店チェーン):業態志向専門店
主として郊外やSCのテナント(家電、紳士服、カジュアルウェア、メガネ、スポーツ用品、靴、ベビー用品など)
業種型専門店
業種型専門店とは、取り扱っている商品によって分類した時に専門性のある小売店。
小売業の少点数は、昭和60年以来減少している。
小零細業種店の転廃業が進み、さらには中堅の業種型専門店も苦境に陥っている。
業態志向専門店
業態志向とは、売り方によって分類したときに専門性のある小売店。
- PB商品開発と低価格志向
- 他店舗化と大型化
- 品ぞろえ専門家と長時間営業
一般にチェーンストア展開を行っている。
大型専門店チェーンストアが出店を加速しているため、中小規模の専門店や総合品ぞろえスーパーの商品カテゴリーは食いつぶされている。
専門店においては、2極化が進展している。
専門店の商品政策の特徴
採算のよい自主企画(PB)商品の開発・育成が専門店の特徴。
SPA(商品の企画から製造および販売まで手がける製造小売業)の場合、増収増益が顕著。
二つの商品政策
- ライフスタイルアソートメント型
商品の種類は限定しない。品種は多いが品種ごとの色やサイズは絞り込まれる。 - リミテッド&ディプス型
商品の種類を限定するが、品種ごとの色やサイズなどの品目を拡大する。
がある。
[ad#foot]