商店街の運営特性
商店街の状況
商店街実態調査(平成18年度 中小企業庁実施)
- 繁盛していると答えた商店街:1.6%
- 停滞しているが衰退する恐れがある:37.6%
- 衰退している:32.7%
これからわかるように、商店街は非常に厳しい状況にある。
商店街のタイプ別にみた最近の景気(平成18年度 中小企業庁実施)
- 超高域型
- 百貨店、量販店を含む大型店がある。
- 有名専門店、高級専門店、飲食・サービス店を中心に構成されている。
- 遠距離から来街する。
- 景況
- 繁栄している:13.6%
- 停滞しているが上向き:13.6%
- まあまあ(横ばい):36.4%
- 停滞しているが衰退する恐れがある:33.3%
- 衰退している:3.0%
- 広域型
- 量販店を含む大型店がある。
- 最寄品店より買回品店(かいまわりひんてん)が多い。
- 景況
- 繁栄している:5.4%
- 停滞しているが上向き:9.8%
- まあまあ(横ばい):41.3%
- 停滞しているが衰退する恐れがある:25.5%
- 衰退している:17.9%
- 地域型
- 最寄品、買回品を扱う業種店が混在している。
- 徒歩や自転車だけでなく、バスなのでも来街する。
- 景況
- 繁栄している:1.9%
- 停滞しているが上向き:6.7%
- まあまあ(横ばい):25.1%
- 停滞しているが衰退する恐れがある:38.7%
- 衰退している:27.3%
- 近隣型
- 最寄品中心の業種店で構成されている。
- 地元主婦が日用品などの購入する商店が多い。
- 徒歩、自転車などで来街する。
- 景況
- 繁栄している:0.3%
- 停滞しているが上向き:2.5%
- まあまあ(横ばい):18.7%
- 停滞しているが衰退する恐れがある:38.5%
- 衰退している:39.4%
超広域型は13.6%が繁栄している。
対して、地域型、近隣型はといった狭域型商店街は景況が悪い。
商店街の空き店舗率
空き店舗率
- 平成7年度:6.87%
- 平成12年度:8.53%
- 平成15年度:7.31%
- 平成18年度:8.98%
空き店舗率は上昇傾向にある。
商店街の停滞・衰退の要因
停滞・衰退している要因は、内的要因と外的要因に分類できる。
停滞および衰退の内的要因
- 人材不足
- 消費者ニーズへの対応が遅れている
- 集客促進活動の不備
- 商店街各店舗の老朽化
- 駐車場・道路整備の遅れ
停滞および衰退の外的要因
- 消費者のライフスタイルの変化
- モータリゼーションの進展
- 規制緩和による競争環境の変化
- 情報化の進展
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