小売業を取り巻く経営環境は年々厳しさを増している。
中小小売業の課題は、「魅力ある店舗が少ない」、「個客への対応」であった。
そこで、中小小売業の再構築し存続させる方法を考える。
中小小売店の成長店と減衰店
成長店のタイプ
- 6人以上の企業的組織である。
- 売り場面積が20坪以上ある。
- 商圏人口が増加している。
- 入りやすく出やすい駐車場がある。
- 固定客が維持されている。
- 定期的にイベント開催している。
- DMを活用するなど顧客管理している。
- 営業時間が長い。
- EOS,POSシステムの活用している。
- 環境変化に対応している。
- 従業員管理がされている。
- 数値に基づいた経営を行なっている。
- 外部機関での教育研修を行なっている。
減衰店のタイプ
- 5人以下の家庭的体制である。
- 商圏人口が現象している。
- 立地している商業施設に活気がない。
- 駐車場があっても使いにくい。
- 固定客が減少の一途である。
- 新規開発には消極的である。
- 無計画に品揃えしている。
- 販売活動への取り組みが少ない。
- 営業時間が短い。
- 情報システムの取り入れが消極的である。
- 生業的なマネージメントを行なっている。
- 従業員の研修や教育はほとんどなし。
- 他店の視察をしていない。
存続基盤の確立
経営スタイルの確立
中小小売業は、「企業志向の店舗」「生業店」の2タイプに分けられる。
まず、存続させる店舗のタイプがどのタイプに属しているのか認識する。
タイプによってアプローチが変わってくる。
業態の確立
業種でなく、業態を考える。
「何を売るか」ではなく、「何を買ってもらうか」
売り方を考えるために、想定している個客を見極め、個客のニーズに答える。
また品揃え、商品の選定は、買ってもらう商品をリサーチし取揃える。
計画的で継続的な店舗改装
中小小売業であっても、増収増益を達成している店舗は、計画的かつ継続的に店舗の改装を行なっている。
店舗改装などの設備投資を計画する。
商店街の活性化
自店が繁栄するために、自店が属している商店街が繁栄・活性化しなければならない。
商店街全体が活性化することを考える。
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