小売業の経営にとって重要なことは過剰在庫をなくすことです。

逆にいえば, 過剰在庫は小売業の経営に重荷となるということです。

 

 

過剽在庫の間題点

 

過剰在庫の問題点として次のことがあります。

 

  • 在庫となっている商品の仕入資金金が膨らみ,在庫金利が大きくなる。
  • 仕入資金を銀行などからの借り入れで調達していた場合,小売業の経営は圧迫される。
  • 死に筋商品が多くのスペースを占領するため,その分,売れ筋商品のスペースが小さくなる。
  • 在庫過多になると,商品が損傷したり,污れたりすることが多くなり,商品ロスが増加する。

 

 

在庫の削減方法

できるだけ、在庫は少なく、しかし切らさないように管理する必要があります。

そのための管理方法として、商品回転率を使う方法があります。

商品回転率は、

商品回転率=年間純売上高/年間平均在庫高(売価)

です。

 

商品回転率を同一の率に保つ

 

商品回転率を同じにするには、売れている商品ほど在庫量を多くします。

逆に言うと、売れていない商品ほど、在庫量を少なくします。

 

つまり、商品回転率を同じにする場合は、売れている商品の発注点は高くなり,最大在庫量を多くする管理となります。

そのために、発注の頻度、納品日、商品の特性などを考慮に入れ、商品ごとに最小在庫量と最大在庫量を決定します。

 

このように、在庫を限界まで削減するには、綿密な対応が必要です。

 

 

商品の絶対量を減らす

これは手持ちの在庫を一律半分削減するなどの方法です。

この結果, 在庫は大幅に減り、在庫金利も減少することになりますが、その反面、売れ筋商品が品切れを起こすなどのリスクも生じやすくなります。