卸売業の業界再編成

卸売業が業界再編成を迫られている理由は、「業態化した小売業への対応」「小売業による物流集約化と卸売業の選別」の2点が挙げられる。

 

業態化した小売業への対応

業種の枠を超えてあらゆる商品を品揃えするのが業態化である。

業態化した小売業が成長してきた。例えば、チェーンストア形態を取っているスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンターなどがこれにあたる。

卸売業もこれら業態化した小売業に合わせていく必要があり、再編成が求められている。

 

小売業による物流集約化と卸売業の選別

業態化した小売業(チェーンストア形態のスーパーマケット)にとっては、経営の効率化を図るためにコスト削減が重要である。

コスト削減のためには、①在庫削減、②人件費削減が必要不可欠。物流の集約化によってこれを実現する。

物流集約化を行うために「窓口問屋制」というのがある。

窓口問屋制とは、大手量販店が1986年から実施したもので、指定された窓口問屋に商品を納品し、そこで店別に仕分けして配送する一括納品システムである。

流通の根底にある変化

再編成が求められている理由として根底に考えられることは、以下の構造変化によるものと考えられる。

これまでの流通支配 :

売り手 → 卸売業 → 小売業 → 買い手

今後の流通支配 :

買い手 → 小売業 → 卸売業 → 売り手

ものが豊富にあるため、販売競争が激しくなり、買い手の意志が流通を支配するようになっている。